ふるものせいかつ図鑑

味のある古道具やDIYの手作り品紹介、リサイクルショップ情報など、盛りだくさん!リユース品や使い道のないようなガラクタ、古く錆びてしまったモノを まだ使えるモノとして活用したい。 生活の場を素敵なインテリアにしたい。そして「日々のせいかつを たのしみたい」新品ばかりではなくて、「今あるもの」や「誰かがつかっていたモノ」でも おしゃれで素敵な暮らしができるはず。そんな思いから始めたのがこの古物インテリアブログ「ふるものせいかつ図鑑」です。

50年間シンプルライフを貫いた母と、シンプリストになれなかった私(Vo.1)

「シンプル」。

ここ数年、頻繁に耳にする言葉です。

最近では、雑誌やブログでも そんな言葉で暮らしやインテリア、考え方を表すのに よく使われていて、とても人気がありますよね。

シンプルライフ、シンプリスとのイメージは自然で簡素化-ふるものせいかつ図鑑
なんでも簡素化、多くのものを必要としない時代の流れなんだなぁと感じています。

このインテリアブログサイト「ふるものせいかつ図鑑」を書いております かねこは 実は人生の大半を「シンプルライフ」と共に過ごしてきました。

なかば、強制的に。 

 

 

 

シンプリストとわたし。ふたりの生活

古い市営団地の一室に、わたしは母とずっと二人で暮らしていました。

ふたりで のほほんと生活していましたが、母はズバリ「シンプリスト」

余計な飾りのついたモノはいらない。
自然素材の生活用品以外置かない。
色は ナチュラル色しか家に入れない。
過去は振り返らない。

それが かねこの母です。

シンプリストとは、生活の簡素化に努めるライフスタイルを選択した人のことを指します。不要な家具や生活雑貨などの整理整頓や断捨離を定期的に行い、簡素化、単純化、統一感を出すことを主なモットーとし、生活の量ではなく、質を高めることを目的としています。 (RED ALDERより引用)

 

今回は わたくし「かねこの母」についてのお話です。

※ 今回ここでいう「シンプルライフ」とはモノが極端に少ないという意味ではなく、シンプリストの定義にもある「統一感を出す」という意味合いが大きいです。

台所の棚もナチュラルカラーで整理整頓されている

母、自然素材を愛する

わたしを27歳で出産し、現在60代後半になる、かねこの母。とにかく、昔から自分が持つ「モノ」にこだわりのある人でした。

 

高価なものというわけではありません。 自分のそばにおいて、落ち着いて安心する「好きなもの」を大切にしていました。

 

彼女の嫁入り道具である洋服ダンスは素木のスウェーデン製のIKEAのもので、わたしが生まれる前から 今でも彼女の部屋で使われています。

家の他の家具も 本棚は今ではなかなか見かけない 古いガラスのはまった刑務所の作業場で作られたものでしたし、収納棚は引き出しが22個ついた古道具店で3000えんだったものでした。

 

どちらもだいぶ古いもので木目が黒光りしています。彼女は自分が落ちついて癒される自然素材のモノにこだわりました。

100円粘土で作ったシンプルなお家たち-シンプリストを50年貫いた母
一緒に暮らしてきた中で、台所から居間、洗面所にいたるまで かねこはプラスチック製品を見かけたことがありません。

 

プラスチック製品やカラフルな色味のものがあったとしても、目につかないように引き出しや台所の収納棚にしまわれていました。

 

家の中はほぼ木製品のみ。家具の上には人形や置物はなく、あるとしたらアメ色に焼けた籠や、その籠に入ったアイビー。やはり自然色のみ。

 

わたしも「それが普通だ」と思っていたので、家具や収納品を買うときは古道具のお店で買うのが当たり前だと思っていたし、家の中というのは茶色やそれに近い色で揃えるものだと思っていました。

 

 

 

ナチュラルカラーは「地味色」ではない

30年くらい前には、母に連れられ カントリー調の輸入雑貨店によく買い物に出かけていました。なにせシンプリストですから、カントリー調インテリアの中から装飾のあまりないものを一生懸命 選んでいた母。

 

わたしが小学校高学年になると、無印良品の店舗がわたしたちの町にもオープンし、母は「やっと楽に商品選びができる店が見つかった」と嬉しそうでした。

 

当時(約30年前)はナチュラルテイストな製品が売ってあるお店は少なかったから、母が喜んだのもわかります。

海のゴミだった人形と貝殻が素敵なインテリアに-ふるものせいかつ図鑑
家の中がナチュラルな色だけって、単純でちょっとつまらない、ただ地味なだけ と思うかもしれませんが 母は言います。

 

「家に置いているものに全く同じ色なんてないし、木と紙でも素材が違うだけでも色がたくさんあって楽しいよ」と。

 

そして例えばそこに暮らす人や訪れた人がファッションで赤を身につけていたとしたら、部屋は背景になってその赤を楽しむこともできるからさみしくない とも。

100円粘土の小さなお家-シンプリストを50年貫いた母
もし差し色があるとしたら人が身につけるもので十分なのかもですね。

 

ファッションって色だけではなく素材や柄も明るくて楽しいから、動くことのない背景の「インテリア」にわざわざモノで差し色を入れなくても楽しめるということ。

 

わたくし かねこは派手な色もそばに置いておきたい派です。「シンプル」ではなくなるかもしれないけどけど、それはそれでイイはず。

 

シンプリストの子どもはシンプリスト?

築30年の市営団地で、そんな母が厳選したモノに囲まれて暮らすこと数年。。

 

「気に入った木の家具を何年も長く使う、カラフルは落ち着かない、整理整頓、必要ない余計なモノは持たない」

 

わたしはそんなシンプリストな母をみて子ども時代を過ごしました。そしてスクスク高校生に成長。

ところが、

わたしは「シンプリスト」にはなれませんでした。いや、なりませんでした。

 

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